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プラセンタについて
プラセンタは元々漢方薬で紫河車(しかしゃ)と呼ばれ、古代中国秦の始皇帝が不老長寿の秘薬として珍重したという伝説があります。古い漢方薬の本である本草綱目(ほんぞうこうもく)に記載があり、中国では現在でも、ヒト胎盤を乾燥処理し、煎じて服用しています。
プラセンタは、腎のはたらきが低下した状態である腎虚や、血が足りなくて月経不順・不妊・乳汁分泌不全などを起こす女性や男性の精子異常への働きを助けます。
また最近の薬理研究(動物実験)では、疲労を和らげる作用(※1)や、脂肪肝抑制作用(※2)などが報告されており、ウサギの実験では、子宮・乳腺・睾丸等が発達する作用が認められています(※3)。
ヒトでは、65歳以上の健康指標を用いた研究で、プラセンタ経口摂取群は身体機能・性機能・認知機能が高まっていることが観察され、プラセンタは高齢者の健康状態・活動性を高める可能性が示されています(※4)。
また更年期症候群を改善する作用の報告もあります(※5)。
当院のプラセンタ療法
当院では下記プラセンタ療法を行っております。
■ラエンネック(皮下もしくは筋肉内注射)
■メルスモン(皮下注射)
1回 3,000円(税別) /4アンプル ※自由診療
※症状を把握するために、初回のみ診察が必要です。
※漢方薬ではありません。
医師による注射をご希望される場合(痛みのある部位等)は診察料がかかります。
詳しくは当院までお電話ください。
メルスモンの副作用
注射部位のが赤くなったり、痛みをともなう場合があります。
ラエンネックの副作用
注射部位の痛み、発疹、発熱など
<参考文献>
(※1) 田村豊幸ほか:薬理と治療 6 (10) 109-114,1978
(※2) 坂本浩二ほか:東京医科大学雑誌, vol.31,829 (1973)
(※3、5) 正山征洋:phil漢方 No57 , 12-15, 2015
(※4) M.Kong, SB Park: Effect of human placental extract on health status in elderly Korean, Evid. Based Compllem. Alt. Med., Article ID 732915, 5:2012
効果・効能
- 身体疲労に伴う症状(だるさ、肩こり、関節痛、筋肉痛、眼精疲労など)
- 婦人科疾患(更年期障害の諸症状、生理痛、生理不順、冷え症など)
- アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息など)
- 皮膚疾患(肌荒れ、吹き出物、ニキビ、色素沈着、皮膚乾燥症など)
- 消化器疾患(肝臓病、胃十二指腸潰瘍、便秘など)
- 膠原病(リウマチなど)
- 美肌、美白効果
- その他、のぼせ、イライラ、耳鳴り、めまい、自律神経失調症状、不眠、ストレスによる症状、創傷治癒力の促進、口内炎、味覚異常、二日酔い、血行促進、免疫力強化などなど